校長挨拶
北海道余市紅志高等学校長
生 田 仁 志
本校のWebページにお立ち寄りいただき、ありがとうございます。
本校は、仁木商業高校、古平高校、余市高校を再編統合し、平成21年に総合学科として開校いたしました。以来、地域の方々のご支援をいただきながら、普通科、商業科、農業科の特色を融合させ、さらに社会的要請を担った福祉教育にも幅をひろげながら推進を図って参りました。しかしながら少子化の影響や人口の都市集中の影響もあり、開校当時4間口であった学年のクラス数は、2間口を維持するのも極めて困難な状況にあり、令和5年度には3学年とも1間口となってしまいました。
教員数もクラス数に応じて削減され、これまでの計画を進めていく上では困難も予想されますが、地域の皆さまにご支援をいただけるような教育成果を上げ、「地域の子どもは地域で育てる」をスローガンとして、小中高校の連携はもとより、地域の方々や企業、関係機関との連携を図り、高校までは地元で教育をという気運を高められるよう努めて参ります。
地方における高校は概ね同じ課題を抱えております。これは北海道の地方が同じように人口減少、過疎化の問題に直面しているからです。本校は小さな学校だから教育活動が縮小してしまうという逆境を克服することを当面の課題といたします。
とりわけ総合学科は多様な専門教科に係る選択科目を設置することが総合学科の趣旨に直結する特長ですので、これは極力維持して参ります。規模の縮小はやむを得なくても、多様な選択科目の種類は維持していきます。そのためにはこれからの教育の多様化を先取りし、オンラインによる学習を積極的に導入できるよう関係機関への発信を続けます。
オンラインが急速に発達し、世の中では既に自学自習によって単位を獲得するシステムができあがりつつあります。学校教育はその地域にいなければ触れることのできない体験的な学習を中心とし、どこでも学習できる教科・科目はオンラインによって単位取得するというシステムを一日も早く導入することが、とりわけ北海道には必要なことだと考えています。
本校が目指す教育成果とは、校訓を実現する人を育てることだと考えます。
本校の校訓であります「学べ 優しく 逞しく」とは、「満たされているときも困難な状況にあっても、そこから学ぶ姿勢を忘れないこと」「さまざまな違いのある人々のことを理解し、相手の気持ちや状況を想像し思いやること」、そして「厳しい環境にあってもくじけずに、学びや思いやりの気持ちを持ち続け、将来に向かって歩み続ける意志と体力をもつこと」を意味しています。
北海道には計り知れない魅力や価値がまだまだ眠っています。このまま地方における人口流出が加速し、地方が滅びていくようなことになってはみすみすそれらの価値を捨ててしまうことにもなりかねません。人と人、人と地域をつなぐことのできる経験や意欲を育み、北海道のあふれる生命や食と環境の重要性を理解し、人々が支え合える世の中を構築する本校での教育こそが、困難な時代の波に立ち向かい、乗り越え、新たな時代を切り拓くための播種となると信じています。
創造性、感性、知性を磨き、そして命を支えつないでいく体験的な教育の場がここにはあります。是非一度、学校にお越しいただき、本校の教育をご覧いただけたら幸いです。
学校教育目標
【校訓】
学べ (基礎的・基本的な知識と社会常識を学べ)
優しく (人を思いやることの出来る優しさ)
逞しく (体力的逞しさと精神的逞しさ)
【学校教育目標】
社会で活きて働く力を身に付け、自らの力で逞しくみらいを切り拓き、地域の創造に貢献できる人の育成
【めざす生徒像】
1 社会的自立のための目標を持ち、主体的・共同的に深く学び行動する生徒
2 地域に愛着を持ち、自他を尊重し、思いやりの心を持つ生徒
3 生命を大切にし、心身を鍛え、自信と根気を持って生きる生徒
【育成を目指す資質能力】
◎基本的知識・技能 ◎課題発見・解決力 ◎言語能力
◎協働性 ◎自他尊重 ◎多様性の理解
◎意欲・実行力 ◎責任・使命 ◎健やかな心身
【教育課程編成の方針】
1 学校教育目標等の達成や目指す生徒像実現のため、教育課程の効果的編成に努める
2 小規模総合学科の趣旨を生かした科目選択ができるよう教育課程の工夫改善に努める
3 各系列の特色を生かした科目を設定し、進路実現を支援できる教育課程編成に努める
4 生徒の特性や地域の教育資源を純分活用した教育課程編成に努める
北海道余市紅志高等学校のスクールミッション
北海道余市紅志高等学校のスクールミッション
新系列ポリシー
新系列ポリシー
学校経営シラバス
学校経営シラバス
本校のいじめ防止対策について
学校いじめ防止基本方針
北海道余市紅志高等学校いじめ防止基本方針(PDF形式)New
いじめ防止対策推進法に基づく本校の取組について(令和5年度版、PDF形式)New
学校概要
北海道余市紅志高等学校は、旧余市高校、旧仁木商業高校そして旧古平高校の3町にまたがる高校再編によって平成22年4月に新設された総合学科の高校です。
学校沿革
現在更新準備中です。
校名について
校名の「紅志」には、フルーツロードに実る紅の果実のごとく豊かで優しく、積丹半島から望む紅の陽のごとく雄大で逞しく高い志を掲げ育つ人であれ、という願いが込められています。
校章について
校章は中央に紅志のイニシャルである「K」の文字を置き、その下には余市高等学校、仁木商業高等学校、古平高等学校の3校を表わす3本の水色のラインを配し、美しい海や川をイメージしています。また、背景には「シリパ岬」や果樹園の丘陵を表わす黄緑色の山形のラインが描かれています。
校歌について
校歌は、公募により応募頂いた札幌稲雲高等学校の渡邊政美校長先生(当時)の作詞、作曲は当時本校で音楽の時間講師をして頂くことになっており、その後奉職された渡辺静子先生にお願いし、校名の由来にふさわしくこの後何十年も受け継がれ、歌われ続け、在校生・卒業生の脳裏に深く焼き付けられる詞でありメロディーです。
北海道余市紅志高等学校校歌(wma形式)
北海道余市紅志高等学校校歌・楽譜(PDF形式)
校舎・施設
次のPDFファイルからご覧ください。なお、紅志MAPは本校生徒による作品です。
紅志MAP(PDF形式)
学校評価
令和5年度
令和5年度学校評価報告書(PDF形式)
令和5年度学校評価集計結果(保護者)(PDF形式)
令和5年度学校評価集計結果(学校評議員)(PDF形式)
令和5年度学校評価集計結果(教職員)(PDF形式)